住居やテナントに欠かせない屋根ですが、毎日のように雨風や紫外線を浴びる場所のため新築後は築年数の経過とともに徐々に傷みが進行していきます。

 

大切な屋根を守るためには、定期的なメンテナンスや修繕が欠かせません。

この記事ではその際に必要となる足場工事に注目して詳しく解説します。

 

屋根の工事にはどんな種類があるの？

私たちの暮らしには建物の存在が欠かせません。

雨の日も雪の日も快適に過ごすためには屋根のある建物が必須ですよね。

 

屋根は暮らしの傘として機能するため、非常に頑丈な素材と耐候性にも優れた塗装で完成しています。

しかし、強い紫外線や雨風にずっと耐久性を維持できるわけではありません。

 

屋根もいずれは劣化してしまうものであり、定期的なメンテナンスが必要です。

 

 

では、屋根に必要な工事とは主にどんなものでしょうか。

主流の屋根工事を3つご紹介します。

 

屋根を葺き替える

屋根の葺き替え工事は、屋根全体を新たな屋根へとリニューアルする工事です。

古くなった瓦屋根から、新しい屋根へとリフレッシュすることもできます。

 

化粧スレートと呼ばれる種類は特に人気があり、これからも末永く住宅にお住まい予定の方に人気の工事です。

 

屋根をカバーする

屋根を葺き替える場合に費用がネックとなるなら、カバー工法による屋根工事もおすすめです。

 

カバー工法とは屋根の上から新しい屋根をプラスする工事で、下地となる既存の屋根を解体しなくても良いという大きなメリットがあります。

 

しかし、その分屋根が重くなるので重みに住宅の下部部分が耐えられるかどうかを確認しておく必要があります。

住宅の劣化や屋根の状況によってはカバー工法がおすすめしにくいケースもあります。

 

雨樋の修繕工事

屋根関係の工事の中でご要望の多い工事として、雨樋関係の修繕工事があります。

雨樋は雨水だけでなく、枯葉などを詰まらせてしまう場合があります。

 

雨樋の修繕を怠っていると、屋根や外壁に雨水が侵入してしまうリスクがあります。

雨樋は詰まりには気が付かなくても、雨水の流れ方の異変などで気付きやすく、修繕しやすい工事です。

 

屋根に欠かせないアイテムとは？今こそ足場工事を学んでみよう

屋根は住宅の中で最も高い位置にあり、普段の生活では気に留めないことが一般的です。

屋根の異変に気が付くのは、やはり台風などの自然災害の後に集中しています。

 

また、屋根にも塗装が施されているため、屋根の塗装が剥げてくる劣化に気が付くこともあります。

 

屋根には先に触れたように色んな種類の工事がありますが、いずれも高所作業に該当するため、足場工事が必須となります。

住宅の外壁塗装や屋根の修繕・塗装に必要な足場工事とは、一体どのようなものでしょうか。

 

足場は作業所！屋根には欠かせないアイテム

住宅やテナントの工事には足場が組み立てられることがよくありますが、足場は何のために必要なのでしょうか。

結論から言うと、足場は「作業所」なのです。

 

足場は外壁や屋根をリフォームや塗装する際に欠かせない存在です。広範囲にわたって建物の周囲を囲むように足場を作ります。

脚立で作業をするよりも作業効率は格段にアップしますし、塗装の飛沫も足場にカバーをかけることで防ぐことが可能です。

 

作業をする職人たちも足場の作業床があれば自由に移動をし、資材を高所へと運ぶことができます。

足場は作業効率を重視して作られているので、短期間で作業を終えるためにも必要です。

 

特に屋根は常に建物内で最も高い場所にあるため、足場が無ければ資材を運ぶことも安定した作業も難しくなります。

 

足場費用はどのぐらい？

外壁塗装や屋根の修繕の現場に欠かせない足場工事ですが、実は見積もりを取得して足場の費用を見ると、びっくりされる方が多数おられます。

 

「足場ってこんなに高いの？」と驚くケースです。

足場は一般的な住宅の周囲を囲む際に、平米単価や家の高さなどを基に算出し、平均で15万円程度～20万前後の費用が発生します。

 

まさか屋根のリフォームを頼んでいるのにも関わらず、作業所として機能する足場にこのぐらいの費用が発生するとは想定していない依頼者もいます。

 

足場のコストを下げたい、そう考える方も多いのです。

 

では、足場費用は下げることはできるのでしょうか。

屋根の修繕や外壁塗装を依頼する際にどうしても足場の票が気になる場合には、複数の業者に見積もりを依頼することがおすすめです。

 

足場は外注をすることが多いですが、業者によっては自社で組み立てる場合もあり、足場の費用が抑えられることがあります。

しかし、屋根の工事を行う以上費用を下げたくて足場を組み立てないことは得策ではありません。

 

必要経費ですので、複数社を見比べる程度が重要です。

 

足場費用は詐欺も多いので注意を

屋根工事や塗装工事を実施する際には、見積もりを取得することがおすすめです。

しかし、見積もりを見てみると、足場に関する費用が加算されておらず割安の工事費用を明示してくる場合があります。

 

しかし、屋根や外壁に関する工事には基本的にわずかな修繕でなければ足場の使用は欠かせないものです。

つまり、何が起こるかというと工事の終了後に高額の足場費用が請求されることが想定されます。

 

わずかな費用で済む…と思い込んでいたら実は悪質な業者で高額請求が行われた、というトラブルは実際に消費者センターにも届けられています。

 

足場が無いから嬉しい、と解釈をせずに工事の工程や足場工事の有無は見積もりの段階からしっかりと確認を行い、無用なトラブルに発展しないように注意しましょう。

 

足場工事の基本は組立と解体

屋根工事を実施する際に必要となる足場工事ですが、基本の工程は「組立と解体」です。

足場はあくまでもメインの工事を支える土台に過ぎないため、1日で組み立てて、1日で解体することが基本です。

 

もしもご自宅の屋根工事を通して足場を見る機会があったら、速やかに足場が完成していく様を見てみてください。

足場にも色んな種類がありますが、熟練の職人たちがあっという間に足場を完成させていく様は圧巻です。

 

解体についてもすぐに物件に引き渡しができるように、迅速に解体されていきます。

 

まとめ

この記事では屋根の修繕などの際に必要な足場工事に関して、費用や工事の基本に関して詳しく解説しました。

 

足場工事はつい無用なものに思われがちですが、足場があるからこそ、色んな工事がスムーズに立ち行きます。

ぜひ屋根や外壁を修繕する機会があったら、足場に関しても注目をしてみてくださいね。