足場工事の種類について知ろう!目的や用途に合わせた特徴とは
住宅建築や公共の建物の建築など、建設関係の現場では様々な種類の足場工事が実施されています。
足場工事とは、鋼管を組み立てて簡易的な作業場を建設し、建物を作ったり塗装したりするスペースを創出することです。
この記事では足場の種類について詳しく解説しますので、ぜひお読みください。
足場にはどんな種類があるの?
建設現場には色んな作業工程があり、たくさんの業者が出入りをしています。
例えば住宅建築について考えてみると、家の基礎となる基礎工事を行う業者、建物を建てる大工、
電気の工事を行う電気工事士などがいて、家の外側は外壁材や外壁塗装、屋根工事などが実施されています。
こうした一連の工事は高所作業を行う必要があり、必ずと言ってよいほど足場が必要です。
足場はあくまでも仮設の作業場に過ぎないため1つの現場においては短期的にしか見かけることができません。
気が付くと足場があり、気が付くとすぐに撤去されているはずです。
そのためどんな足場の種類があるのか、普段から建設現場に精通していないとわかりにくいものでしょう。
そこで、下記にて足場の種類を個別にご紹介します。
1.単管足場について学ぼう!
単管足場は非常にスタンダードな足場として知られており、鋼管でシンプルに組み立てる足場です。
単管とは鉄のパイプのことで、傍から見ると非常にコンパクトな仕上がりに見える足場です。
全国的に普及している足場であり、管同士をつなぐ際にはクランプと呼ばれる金具を使います。
作りがやや細いため、高所までくみ上げる必要がある現場ではあまり使用されていない足場です。
小スペースでも作業が可能なように足場を組めるため住宅地であっても配慮をしつつ組み立てることができます。
部材が手に入りやすく、設置もしやすいというメリットが際立つ足場ですね。
2.くさび緊結式足場について学ぼう!
現在非常に多くの建設現場で重宝されている足場が、このくさび緊結式足場です。
この足場は支柱を中心に手摺などの付属する部品を組み立てていき、様々な高さや奥行きに対応できる足場です。
通称・ビケ足場とも呼ばれており、現在メインの足場はくさび緊結式足場と言えるでしょう。
その特徴は頑丈さが挙げられますが、単管足場よりも組み立てやすくハンマーだけで組み立てられる平易さも魅力となっています。
以前は低中層向けに組み立てられることが多かったですが、
現在のくさび緊結式足場ならある程度の高層化にも耐えることができるので、単管足場よりも応用性も魅力と言えるでしょう。
ただし、ジャッキや手すり、ブラケットなど様々な部品を取り揃える必要があります。
3.枠組足場について学ぼう!
足場の種類は意外と複数存在し、関心を持っていただけたのではないでしょうか。
単管足場やくさび緊結式足場など、使われる資材の種類や工法の違いがユニークですが、枠組足場という足場も存在します。
この枠組足場は非常に強度が強く高層にも向いているため、多くの高層階の現場で活躍しています。
鋼管が門型に設計されており、建枠に対して様々な部材をはめ込んでいくことで完成させます。
くさび緊結式足場よりも組み立て方自体は複雑なのですが、ハンマーで叩いて組み立てていく作業ではないため、
静かに足場を大きくしていくことが可能です。
そのため、ビル群の中で組み立てられることも多く、10階以上の足場までくみ上げられていることもたくさんあります。
アメリカから上陸する形で入ってきた足場でありその歴史は古く、部材や組立の作業は昔気質な側面もありやや複雑です。
4.吊り足場について学ぼう!
たくさんの足場の種類の中でもちょっとユニークなスタイルの足場もあります。
それが吊り足場です。
吊り足場とは建物から足場を吊り下げるような形で作ります。
上記3つの足場は地上から組み立てる足場でしたが、釣り足場は高所の橋梁工事などの際に使われており、足場を吊り下げます。
そのため、上記2つをまとめて組立足場とまとめて解説される場合もあります。
地上から足場が届かないような特殊な現場で応用されているものです。
吊り下げるため重量に関する制限などもあり、非常に慎重に吊り下げる工程が行われます。
安全性の確保が大きな課題となる足場です。
いかがですか、足場とひと言で言ってもこんなに種類があり、個性も豊かなのです。
足場の組立て業者によっては一部のみを取り扱っている場合もあります。
足場の工事の種類によって使われている資材なども異なりますので、注意が必要です。
また、足場の部材に関してはインチとメートルで規格違いもあります。
サイズが異なる部材は組み立てる際には混在しないことが鉄則です。
足場の種類には簡易足場もある?
建設現場で使用されている足場は高所作業向けの物がメインであり、
特に吊り足場は驚くほど高い場所に設置されることがあります。
ダムや橋、高所の道路補修で見かけることができるタイプですね。
しかし、足場についてはちょっと趣向が逸れますが簡易足場と呼ばれるような種類もあります。
簡易足場の内容とは、移動式の簡易的なもので、サイズもコンパクトな足場です。
ちょっとした高所作業向けにレンタルされていることが多く、安定性もあるため脚立よりも重宝される場面が多くなっています。
床面積を拡張して使用できる簡易足場もあるため、通称・移動式足場とも呼ばれています。
全国的に行われるようになった音楽フェスなどのステージでは足場が設置されていることが多く、
音響関係の工事のために稼働しています。
終わると解体され、スッキリと片付けられるものも多くなっており、
組み立てる場合には工具が要らないものもあります。
足場の種類は現場の特徴に合わせてチョイスを
ここまでたくさんの足場の種類をご紹介しましたが、どの足場にするか一般の方々からすると難しく見えるかもしれません。
足場にはそれぞれ一長一短の特徴があり、現場の内容や設置する場所、作業内容などによって検討をします。
数日間のイベント向けの足場なら、一気に解体や撤収ができる簡易足場も魅力です。
目的に合わせて足場業者に相談し、正しいチョイスを行うことが望ましいでしょう。
まとめ
この記事では足場の種類に着目し、様々な種類の足場に関してご紹介を行いました。
足場と言っても組み立てたり、吊り下げたりと個性が非常に分かれており、
現場の特徴に合うように配慮しつつ完成させる必要があります。
多くの労働者を支える大切な作業場ですから、安全第一に足場の運営が行われることが大切です。
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